浮気調査をする為にGPSをレンタルして自分で証拠を掴みたいと思われる方がいるかもしれません。GPSというのは相手が現在どこにいるのかという事が判明するだけでそれ自体が証拠になるということではありません。GPSで行動を見て現地に行き浮気相手と配偶者がホテルや自宅への出入りをしているという映像を撮らなければ意味はありません。また、よくある事なのですが、福岡探偵事務所に相談に来られる方でGPSを業者から借りて調査をしてみたら電波の感度が悪すぎて結局どこにいるか分からないと言われる方や、怪しい場所にGPSが反応していたので見に行ったけどバレてしまったと言われる方もいます。今回は浮気調査するにあたり、GPS自体の選び方や種類、GPSを用いての調査方法を説明したいと思います。
目次
■浮気調査で使う2種類のGPS
・ロガータイプ
依頼者様の中の6割~7割くらいはこのロガータイプを選んでしまう傾向にあります。このロガータイプというのは、まず車に取り付けて一時およがせます。ある程度期間をおいて、GPSロガーを取り外します。それからそのロガーをパソコンなどにつなげ、今までおよがせてた期間にどこに行っていたかを見るというものです。このGPSロガーを選んでしまう理由は安さにあると思いますが、浮気調査において、このロガーを使うメリットはないように思います。何故なら、何度も何度も付けたり回収したりしなければならないのでバレる可能性が高く、現在地を見れる訳ではありませんので証拠を撮影したいという場合には適しません。「やっぱり先週の金曜日ラブホテル行ってたんだ」ということが分かるだけで意味がないというのがロガーの特徴です。
・リアルタイムのGPS
探偵が使うGPSはこれにあたります。ロガーとは違い、リアルタイムで現在いる場所が分かりますので浮気調査で証拠を掴むには最適です。ラブホテルにGPSが出ていれば即調査開始して現地に向かって撮影。このような事を繰り返し繰り返しやることで複数回の不貞の証拠を掴んでいく事になります。
■浮気調査で使うGPSはどれがいい?
・スマホのアプリをどうなのか?
スマホのアプリといっても浮気をしている配偶者のスマホに直接ダウンロードするということではありません。新しく一つ回線を契約し、そのスマホにGPSのアプリをダウンロードするという方法です。そのスマホを車に仕込んで動きを見ていくということになるのですが、大きなデメリットが二つあります。まず、一つ目は新しくスマホを購入して回線を契約するのにはお金がかかり、結局10万前後くらいかかってしまうということです。二つ目は「音と光」、充電が切れる間際に音がなったり、間違い電話がかかってきてスマホ画面が光ったりするということです。お金をかけてバレる確率も高い方法なので私はあまりオススメしません。
・キッズ携帯はどうなのか?
スマホを購入してアプリを入れるより低料金で出来るのが魅力的です。キッズ携帯の本体は1万円~2万円が多いようですので後は回線を契約するだけです。ただ、キッズ携帯も音や光には注意しなければならず、防犯ブザーなども付いていますので何かにひっかかって誤作動をさせないようにしなければなりません。2年縛りという場合も多いですので違約金を含めると5万円くらいは見といたほうがいいかもしれません。
・セキュリティ会社のGPS
セキュリティ会社のGPSは精度はいいのですが、調査に適したようなGPSにはなっていません。有名な警備会社の名前でGPSを見ると分かりますがGPS自体が大きくて車に取り付けられるようにもなっていません。セキュリティ会社のGPSはそもそも内密にGPSを仕組むということを前提にしている訳ではありませんので、構造上、浮気調査に適している訳もありません。
・探偵が使用しているGPSをレンタルする
これが一番間違いない方法だと思います。探偵のGPSは調査に特化したものに改造していますのでバレにくく長期間電池が持ちます。なので一度取り付けてしまえば何度も充電をしなおすということは発生しません。弊所では表立ってGPSをレンタルすることを銘打っていませんが実は浮気調査の相談に来られた人には提案させて頂く事があります。浮気調査をするほど費用(参考記事:探偵がする浮気調査の料金相場)の余裕はないけどGPSレンタル程度の費用は出せるという方も多い為、そのようなサービスも行っています。それに併せて、弊所がGPSの検索をし報告までしますので、GPSをつけられた後は普通の生活に戻ることが出来ます。「今どこにいるんだろう?調べなきゃ。」「ここはどのあたりになるのかな?」など細かな煩わしい作業も弊所で一括で行います。このサービスの詳しい事はまだ記事を作っていない為、問い合わせて頂ければと思います。
■GPSを使って浮気調査をする方法
・最低でも1週間見るといい
配偶者の車にGPSを設置し最低一週間ほど見ると大体の動きが分かってきます。何時から何時くらい会社にいて、何時から何時まで買い物に行き、何時から何時まで家にいるということが詳細に判明していくでしょう。配偶者の行動ですので怪しい場所に行ったりすると一目瞭然です。ただし、ここで気を付けてほしいのは変な邪推をしすぎるという事です。「なんでここに?」「ん?怪しいぞ!」となんでもかんでも疑いすぎて自分の精神が参ってしまい、問い詰めてしまうというアホなことだけは避けるようにしましょう。
・探偵が教えるGPSの行動パターン
「相手の自宅付近のパーキングに止まる」「ラブホに止まる」「公園やパチンコ屋という大きな駐車場に止まる」この3つのパターンで9割を超えるでしょう。ラブホに止まった場合は探偵に退店するところを撮影してもらうだけです。相手の自宅付近のパーキングに止まった場合は、駐車場を特定してそこに張り込みをし浮気相手のマンション等を特定していきます。最後の公園やパチンコ屋に止まったという場合は、そこで浮気相手の車に乗り換え、相手宅に行ったり、デートに行ったりするケースがあります。どちらにせよGPSのみで調査が完結しないということは分かってもらえたと思います。
■まとめ
浮気調査でGPSを使った場合について書きましたがご理解頂けたでしょうか?GPSをレンタルする場合は、探偵事務所から直接借りて、探偵自身が検索をし、場所のチェックをしてくれるサービスがあるところがいいと思います。探偵の経験から怪しい場所や駐車時間などからラブホテル以外にも浮気相手宅に通っている可能性、車を乗り換えている可能性なども視野に入れ依頼者様に報告できるからです。弊所ではラインでやり取りすることも多く、地図を送ったりして密に連絡を取り合うことも可能です。