【福岡の探偵談】コッソリする録音の証拠能力

 

福岡にて探偵を長らくしていると、依頼者様がご自身でコッソリ録音した証拠を私に聞かせる場合があります。このコッソリ録音した証拠が裁判で使えるかどうか?違法性がないのかどうか?など、ここでは具体的な事例を出しながら説明していきたいと思います。今の時代は簡単にスマホで録音もできますので、バレにくく音声がいいものがすぐに録れます。色々と気をつけながら意味ある証拠を録っていきましょう!

 

■音声をコッソリ録音は意味がある?

探偵の録音機

・ほとんどの場合は意味がある

民事の話しになりますが、原則は証拠能力は制限されません。例外的に反社会的な手段で証拠を収集した場合は否定される可能性はあります。例えば、同居していた場合に夫婦の会話をしても証拠能力が否定される可能性は少ないでしょうが、別居している場合に勝手に自宅に侵入してICレコーダーを仕込んだりする場合は証拠能力が否定される場合があるかもしれません。もちろん、拷問のような手段で相手に何かを言わせるような行為も反社会的な手段といわざるおえないでしょう。

 

・大体がスマホで録音が多い

夫婦間の会話を録音するにはスマホで録音する場合が多いです。スマホはスマホのままで怪しまれませんので擬似しているようなものです。男性であれば胸ポケに入れたり、女性であればエプロンのポケットに入れれば何も怪しいことはありません。よく、ICレコーダーを持っていませんと言われる方もいますが、スマホで十分な音声が録れます。

 

・車にICレコーダー

これもたまにありますが、車にICレコーダーを入れる行為です。これも当然に証拠能力があると考えられます。実際に使用するICレコーダーは2日~3日程度持つものがよいでしょう。ただ、ICレコーダーは結構大きいのでバレるリスクが高いと思います。リスクをとるかどうか、状況次第ですので、福岡探偵事務所まで相談下さい。

 

■コッソリ録音したらプライバシー侵害になる?

・慰謝料50万円認められた事例

実は地裁で、自宅にICレコーダーを設置したことが、人格的利益及び婚姻継続の利益を侵害したとして、不法行為に基づき慰謝料50万円が認められた事例があります。ICレコーダーがバレた原因として、電池切れを起こしたときに警告音が鳴ったからのようです。もちろん、個別的に不法行為になるかどうかは考えなければなりませんが、リスクがあるという事は認識しておかなければなりません。

 

・裁判所の判断

上の事例は既に双方が離婚届に署名押印をしており、少し特別な状況のケースです。離婚届にサインをしているにもかかわらず、多数旅行をしていたりします。夫婦間のことなので、詳しい状況は分かりませんが少し変わっているなとは感じます。更に、ICレコーダーをおいた理由としては言葉の暴力や酒乱状況等を録音したかったみたいですが、そのような裏付ける証拠が全くなく、更には多数旅行にいっていることから違法性を阻却されないと認定されました。また、既に離婚届にサインしていることから、このICレコーダーの設置行為が婚姻関係の破綻に寄与した割合が少ないとして50万円という額になっているようです。もちろん慰謝料額の算定は他の要素も絡んでおり、婚姻期間や当事者の年齢、未成年の子がいないので50万円という少額になっています。

 

■まとめ

今回は、コッソリ録音するリスクについて説明いたしました。確かに、証拠能力としては認められる事が多いですが、ICレコーダーの設置行為が不法行為を構成する場合もあるということです。上の事例では50万円の慰謝料となっていますが、状況によってはこれより高額になることもあると読み取れます。また、録音自体でスゴイ証拠が録れた!という事を探偵としてはあまり聞くことはありません。やはり、基本的には尾行や張り込みをして一つ一つ証拠を積み上げていく事が重要だと思います。何にしてもまずは証拠のことは探偵に相談した方がいいと思います。福岡探偵事務所は24時間365日相談無料ですのでいつでも相談下さい。