つけ飲み男の居場所特定調査

つけを払わないお客の特定(飲食店経営者D)

ただ、それもそう続かず、「また今度来た時に全額払うよ。」とのことが何回も続き、結果、つけ分の料金だけでも3桁万円を超えるようになってしまった。私は次来たときは、つけで支払う事はできない旨と、全額支払ってもらう旨を強く伝えたが、その後から来なくなってしまった。Aの情報は飲みの席ということもあり、正しい情報かは分からないが、一応フルネームと実家の大体(市程度の範囲)の場所、そして職種は判明している。ちなみに、仕事は会社の経営者ということで、貿易関係の仕事をしているとのこと。
つけ飲み男の調査

・調査結果

情報収集調査(1~2日目)

今回の調査での取っ掛かりは会社の経営者であるというところからスタートした。とりあえずは検索サーチでフルネームと貿易関係の関連ワードで探してみたが複数ヒットするも県外で同一人物ではなさそうだ。更にデータベースより情報収集をおこなってみたが、これも県外の法人しかひっかからず福岡県内に存在する事はなかった。会社の経営者であれば発見はそんなに難しいことはないのだが、今回は、会社の経営者だという事は必ずしも100%ではないし、女性がいる飲みの席ということで格好をつけた可能性もある。ここから会社の経営者であることがウソであるか又は法人化していない個人事業主だということだと推測し別視点から調査を続行した。

 

次に実家の場所だが、福岡の南のほうに位置する市町区村だということは分かっている。これは飲んでいる席で話が盛り上がったこともあり信憑性は高いとの事。こちらも情報収集をしてみると同じ姓で複数ヶ所の自宅が判明することに成功した。ただ、同じ市内ということで範囲が広い為、もう少し狭める必要があった。そこで更にAについての情報収集を進めた。ちなみにAは卓球、そして囲碁も趣味なこともあり、それを基に情報収集を進めることにした。それにより、2ヶ所のどちらかがAの実家である可能性が高くなった。

 

聞き込み調査(3日目)

聞き込み調査の時間帯は朝早くにせずに、昼ごはん時にもしないというのが鉄板である。在宅している可能性が高いのはこの時間帯なのだが、相手の機嫌を損なうような行為をしてしまうと情報を引き出しにくくなる。現地に着くと一軒家ばかり立ち並ぶ静かな住宅街で、これなら聞き込みをしても情報が出てくる可能性が高いと確信した。今回の調査の目的はあくまでも「Aの居場所の特定」であって「Aの実家の特定」ではない。なので、いきなりAの実家に向かっても仕方ないので、隣三件から実家のほうに向けて一件ずつ聞き込みを行なった。すると、A実家と思料される隣の家から「確かMという会社で働いているよ。」という情報を得ることができた。かなり有力な情報だった為、これでほぼ調査が終了したようなものだった。ただ、念のために実家への聞き込みもおこなった。やはりMという会社で働いているようで、車の車種とナンバーも教えてもらうことに成功した。この日にMという会社に向かっても、時間的に間に合わない可能性もあるため日を改めることにした。

尾行張り込み調査(4日目)

夕方頃Aの職場である、Mという会社に到着したが、敷地がかなり広く車を探すのに苦労した。駐車場には数百台ほどの車が停まっており敷地に入る事はできずに、1時間ほど時間をかけるこによって、ようやく発見に至ることができた。これで、ここにいる可能性はほぼほぼ決定なのだが、逆に言えば、会社の経営者でも個人事業主でもないということになる。19時過ぎごろAが現れ、車に乗る。携帯で電話をしながらという今時珍しい違反をしながら、三号線で北方向にすすむ。途中スーパーに寄ったがビールとちょっとしたつまみを購入し店を出た。そのスーパーを出て、すぐ近くの月極め駐車場に入っていった。

 

月極め駐車場から徒歩3分程に位置する古いアパートに入って行く姿を確認することができた。自分のカギで部屋のドアを開けていたので、友達の自宅ということではなさそうだ。あとは、アパートの外観や詳細の住所を調べて本日の調査を終了した。

・調査報告、後日談

D様に報告書を提出し、経営者でなかったことにビックリしていた。飲みの席ではハブりがよかったので、本当に経営者で稼ぎがよかったのかと思っていたそう。確かに、そう思っていなければ、つけで飲ますということはしないだろうし3桁万円まではいかないだろうなと私は思った。自宅と勤務先が判明した事は喜んでいたが回収する為にどうしたらいいかということに頭を悩ませていた。とりあえず、無視している状態ということだったので、自宅に内容証明を送ってみることをオススメした。自宅を知らないということでタカをくくってる可能性もあるので、内容証明のプレッシャーは他と比べても強いのではないかと説明した。