配偶者が浮気をしているかもしれないと思った時に頼りになるのが探偵事務所ですが、浮気調査をすることにより具体的に何がわかるのでしょうか?利用をしてみたいけど周りに使ったことある人もいないし、どんな調査が行われるか分からないので不安に思われるでしょう。なんなら、探偵って怪しいよねと思われている人もいるかもしれません。そこで、今回は探偵はどんなことをし、どんなことを判明させてくれるのかということを説明していきたいと思います。
■探偵が行う3つの調査方法
・尾行
・張り込み
・聞き込み
以上の3つの方法で浮気調査を行います。もちろん、その内容を動画におさめ依頼者の方に報告書として渡すことになります。では、それぞれ詳しく説明します。
尾行調査
尾行調査とは、対象者にバレないように行動を把握していきます。対象者も徒歩や車、公共交通を使うなど千差万別です。事前に依頼者様から情報を聞き、通勤時はどのように行っているのか、休日は車を使うのかなどをヒアリングします。
よく、他の探偵事務所に2,3人で尾行をしないとバレるリスクが高いと言われたとおっしゃられる方がいますがそんなことはありません。一人で十分な調査も多いですし、そのような調査に二人三人と調査員を導入するのは調査費用が高くなるばかりです。
張り込み調査
対象者が現れるまで付近で張り込みすることをです。調査の7割は張り込みと言っても過言ではありません。重要箇所(ラブホテルの出入り等)では、定点カメラで撮影をし続けます。テレビドラマなどでは「お!出てきたぞ!(カシャカシャ」のようなシーンがありますが現実ではとてもじゃないけど間に合いません。そのために、動画を回し続けてラブホテルから出てくる瞬間を確実に撮影するようにします。
聞き込み調査
浮気調査で聞き込み調査を行う時は、浮気相手の居所を特定するときや、過去の浮気を立証する際に行います。ですが、浮気調査に関してはほぼ聞き込み調査を行うことは少ないです。上記2つに書いた尾行と張り込みでほぼ証拠がとれていきます。
浮気調査は違法じゃないのか?
まず、探偵業務とは以下のように法律に定義されています。
(定義)第二条 この法律において「探偵業務」とは、他人の依頼を受けて、特定人の所在又は行動についての情報であって当該依頼に係るものを収集することを目的として面接による聞込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査を行い、その調査の結果を当該依頼者に報告する業務をいう。
よって、弊所のように公安委員会に届出をだしている探偵事務所は尾行や張り込みなどを行い、社員の行動についての情報を収集するのは問題ありません。たまに、ストーカーに当てはまらないの?との質問を受けるのですが、ストーカーという定義は法律に以下のように定義されています。
しかし、だからと言って何でもやっていいわけではありません。例えば、ストーカーに加担するような調査はしてはいけませんし、差別的な調査もしてはいけません。未だに同和地区出身者じゃないか調査をしてほしいという相談があるのでビックリします。
■浮気調査はどこまで分かるのか
依頼をする際に気になるのがどこまで調査をしてもらえるのかだと思います。浮気調査で分かるのは以下の3つの事になります。
・浮気をしているかどうか
・浮気相手の素性(名前・住所・勤務先等)
・浮気相手の日常(行きつけの店など)
それでは、上記3つに関して詳しく説明していきます。
■浮気をしているかどうか
依頼者はこの浮気をしているかどうかということを知るために探偵に依頼します。厳密にいうと「不貞を推認できる証拠」をプロとして集めていくことになります。一緒に晩御飯を食べていた、一緒に観光地でデートしていた等では証拠として弱いので、ラブホテルに出入りをしていた、浮気相手の自宅に長時間滞在していたなどの調査を積み重ねていきます。
■浮気相手の素性
浮気調査の結果黒だったとしたら、浮気相手に慰謝料請求をすることになると思います。慰謝料請求しないにしても浮気相手の素性というものは気になるものです。浮気相手がどこに住んでいるのか、名前、勤務先を調査することも可能です。もしかしたら、浮気相手も既婚者という可能性もあります。相手の情報を知って有利に交渉を進めましょう。
■探偵が浮気調査で出来ないこと
いくら探偵の届出をだしてあっても、違法行為をすることは出来ません。例えば、オートロックのマンション内に勝手に侵入することは不法侵入になります。依頼者の方から、マンション内に入ってくれと具体的な指示をされる場合がありますが、それは違法行為になってしまいます。他にもいくつかあるので紹介します。
■他人の車両へGPSの設置
これは違法行為になる可能性があります。そもそも他人の車両へGPSを設置する時に不法侵入をしている可能性が高いですので、そちらの方で問題になってしまうでしょう。自家用車であれば夫婦のものになりますので、可能な範囲になります。
■浮気調査がバレているのに続ける
基本的に浮気調査がバレるのは依頼者経由がほとんどです。というのも、探偵業者と交わした契約書を見られた、自分で調査をして警戒心を強くさせてしまった、探偵の名刺を見られてしまった等が挙げられます。探偵業法では恐怖や不安を与えるような調査を禁じられています。
■別れさせ工作
探偵業務に別れさせ工作は入っていません。ネットで検索すると別れさせ工作をしますというホームページがありますが、弊所ではやっていません。また、そのようなとこに依頼して高い料金を支払ったけど結果がでなかったという話は度々聞きます。
■浮気調査の料金と相場は?
浮気調査の料金と相場ですが、弊所の相場は15万円~30万円くらいになります。比較的安い方ですが調査内容により上下しますので、まずは具体的な相談をしたほうがいいでしょう。料金体系は主に3つ(時間制、稼働制、報酬制)があります。
■時間制の場合
弊所の調査料金のページも書いている通り、基本料金5万円+1時間1万円になります。例えば、10時間の依頼であれば15万円、20時間の依頼であれば25万円という計算方法です。これらの時間は複数日に振り分けることができるので、20時間契約であれば、月曜に5時間、火曜に5時間、土曜に10時間のように使うことができます。
■稼働制の場合
稼働制というのは1日の調査のことです。5時間で終わろうと18時間かかろうと一律15万円となっています。一日中調査をする場合に適しています。
■成功報酬型
成功報酬型にも2つあり完全成功報酬型と一部報酬型です。完全成功報酬型はその名の通り成功した場合に初めて料金が発生するというものです。一部報酬型は例えば人捜しの場合などが多いです。データ調査、聞き込み調査などの料金は通常通り発生し、発見できなければ報酬部分の料金は発生しないなどが当てはまります。
■報告書のクオリティも大切
探偵にとって目に見える商品は報告書しかありません。浮気調査中に撮影したものを写真にし、一分ごとの行動を調査報告書に記載していきます。例えば、コンビニ入ったことや、コインパーキングに駐車したことなど事細かに書いていくのです。民事事件ですので、裁判官が見て信憑性が高いと思わせる必要があります。弊所には行政書士が在籍しておりますので、書類作成もクオリティが高いものができます。
■まとめ
浮気調査は自分ですることも出来ますが限界があるかと思います。夫のスマホを覗いて女性がいることが判明しても不貞を推認できなければ意味がありません。また、自分でやってしまった結果、相手に警戒心を与えるだけになることも珍しくないために初めからプロの探偵に相談するほうがいいでしょう。