マンションの部屋番号を特定する方法

 

浮気相手に慰謝料を請求したい等といった場合は内容証明や訴状を相手に送る事になります。その時に必要なのは住所と名前になるのですが最近ではオートロック付きマンションも増え中々部屋番号の特定が難しい事も珍しくありません。でも、探偵は部屋番号までキッチリと調べ上げ報告するのですが、依頼者にとってはどのような方法で特定しているのかと疑問を持たれるかもしれません。あまり、調査方法をネット上に書くのは如何なものかと思いましたが探偵に費用をかけられない人の為に特別に教えたいと思います。

■部屋番号を特定する方法

まず、大前提として知っていてほしいのはオートロックの場合、一緒について行き敷地内に入るという方法は絶対にとらないようにして下さい。普通に不法侵入ですので犯罪です。また、ネット上にオートロックを開ける方法とか書いてある記事があるかもしれませんが、勝手に入るのは犯罪ですのでそれも辞めてください。ここでは、合法で調べる方法を教えます。

 

部屋番号

 

外観から部屋番号を特定

外から玄関が見えるタイプのマンションであればそこから部屋番号を特定する事が出来ます。対象者がオートロックに入って行った後にすぐに全体が見えるような場所に移動しましょう。そうすると、対象者がトコトコと歩いてきて部屋に入っていきます。これで部屋番号の特定が完了ということになりますね。外から玄関が見えないタイプのマンションであっても夜であれば電気で確認する事も出来るでしょう。ただ、電気確認の場合は正確性に欠けますのでオススメは致しません。

 

 

浮気調査と一緒に特定

浮気相手の家に遊びに行っているという調査のケースであれば部屋番号を簡単に特定することができます。というのも、配偶者が浮気相手のマンションに入るときに下で部屋番号を押してインターホンを鳴らします。そこを後ろから見る事が出来れば特定完了ということになります。私は実務上ではこの方法が一番多いように感じます。大体、複数回の出入りが必要ですので最後の調査に入るときに部屋番号を特定します。初日に後ろから見るのは中々リスキーですので。(笑)

 

 

郵便受けから特定

対象者が帰宅する際に郵便受けを開けると思います。その郵便受けが見える位置に張り込みをしどの部屋番号の郵便受けを開けたのかをチェックするという方法です。ただ、このデメリットとしては毎日郵便物を取らないという人もいるので時間がかかってしまうかもしれません。

 

 

聞き込みから特定

名前が分かっている場合は近隣住民に聞き込みをしてもいいでしょう。この調査方法のデメリットはワンルームのようなマンションであれば隣の人の名前すら知らないという事も珍しくないので、聞き込みでは分からない事もあります。

 

 

■専門家に依頼するという方法

お金がかかってしまいますが専門家に依頼するという方法もあります。実は探偵以外にも士業という専門家に依頼すれば住所を特定できる可能性があります。探偵が持ってくる情報は生きている情報ですが、士業の情報は書類上の情報になります。その所が若干違いますので特性を理解して依頼するようにしましょう。

 

 

弁護士に依頼する

弁護士に依頼すると弁護士照会という権限で情報を調べる事ができます。どのような情報から調べるかというと携帯番号(一部不可)や車のナンバーから住所を特定する事が可能です。また、職務上請求というものも出来ますので、旧住所から新住所を判明させることも出来ます。ただし、探偵と違うのは現場に行く訳ではないので車の所有者や使用者が親名義や友達名義だったら住所が分かりませんし、住民票を動かしていないのであれば旧住所の情報があがってくることになります。

 

 

司法書士や行政書士に依頼する

弁護士に依頼するでも書いていますが双方の士業も職務上請求は可能です。ただし、司法書士は140万円以上の紛争は関与できませんし、行政書士は内容証明の代書をしてくれる所という認識でいいでしょう。例えば、相手が請求に応じない場合、代理人として相手と交渉することは出来ませんので、とりあえず内容証明を送って相手の出方を見る場合には最適です。メリットは弁護士程高くないということです。

 

 

探偵に依頼する

士業の先生方がやられるのは書類上の情報ですが、探偵は現地に行き情報を収集します。調査費用がかかってしまいますし探偵事務所によってはかなり費用の差が大きいです。弊所も含め複数の探偵事務所に見積もりをとり、調査方法を提案してもらったほうがいいでしょう。探偵によってはデータベースのみの情報を依頼者に渡し現地にはいかないということもあるようですので、その辺もしっかり聞いた方がいいでしょう。

 

 

■まとめ

今回はマンションの部屋番号を特定する方法として記事を書いてみました。冒頭でも書いていますがオートロック内に侵入するのだけは辞めるようにしてください。私も現地で色々な経験をしておりますがオートロックのマンションがかなり増えてきたなと肌で感じます。また、郵便受けに丁寧に氏名を書いている人など滅多にいません。一軒家ですと聞き込みも対応してくれますがマンションになると途端に対応してくれる人がグッと下がります。このような厳しい中で自分でやるというのは難しいかもしれませんので、是非探偵を頼ってみて下さい。