浮気調査の相場は30万円~100万円以上になる事が多いようです。弊所では15万~30万円の間で調査依頼を受けることが多いのですが、大手探偵事務所は100万円以上、地域密着型は30万円~の費用で受任することが多いです。ちなみに、この費用相場の定義は一日あたりの浮気調査費用ということではなく、浮気調査をして浮気の証拠を得られるであろうという見積もりの相場です。最も数十万円単位で差がなぜ出てしまうのかと疑問を持つかもしれませんが、単純な浮気調査と難易度が高い特殊な調査では料金が違うのです。具体的な例をあげれば、車で行動するのか、公共交通を使うのか、浮気をする時間帯はほぼ決まっているのか等々があげられます。もっとも難しくなる浮気調査は別の探偵事務所で失敗して警戒されているっぽいとか、自分たちでやったけどバレてしまった等は時間がかかってしまう傾向があります。また、全国展開している探偵事務所は広告費を多く使い調査員も多く使うので、100万円以上になることは大げさにいっているのではなくよくある金額なのです。安ければいいという問題ではありませんが調査料金の適正価格は知っておくべきだと思います。現役探偵がぶっちゃけて探偵料金の相場を暴露します。
目次
■浮気調査の費用相場は?
浮気調査の費用相場が15万円~100万円以上とピンキリなのは冒頭でもザックリと説明しました。もう少し掘り下げて具体的に浮気調査の費用とはどのような部分がかかってしまうのでしょうか?具体的な料金体系や探偵の稼働時間に対する費用及び注意点を見ていきましょう。
・浮気調査の1時間あたりの人件費
パック制や時間制又は報酬制といった3つのパターンでどこの探偵も料金を出していると思います。なので「浮気調査4時間〇万円~」とか「3日パック〇〇万円~」と書いてあります。報酬制は置いといて、パック制も時間制も表現の仕方が違うだけで、実質的には時間で料金を決めているということになり、一人当たりの人件費の相場は1万円前後になります。
要するに二人の調査員を使って10時間の調査をすると20万円になるということですね。なのでパック制であればこれから少し割引とかされますが、実質的に時間が費用に影響を及ぼします。
・経費の請求
車両代の相場は1万円~2万円くらいになり、探偵事務所によっては無料という所もあります。他にも機材代や報告書作成費それに経費実費まで見積もりに含むことがあります。結局は大手探偵事務所のみならず地域密着型の探偵もそれらを請求するとなると高額な費用となってしまうということです。
・その他の手数料
浮気調査の報告書や動画を作成する場合に手数料を請求する探偵事務所もあります。人件費に比べれば安いものですが、数万円手数料を請求することもあるようです。
■浮気調査の主なプランの種類
浮気調査の費用は時間によって変動しますが大きく分けて3つのプランに分けられます。探偵に相談すると自分がどのタイプのプランが一番あっているのかオススメを教えてくれると思います。多くの探偵事務所は以下のようなプランにまとめられています。
・パック制のプラン
パック制のプランは10時間や1日などあらかじめ時間が決まっているプランです。スポットで浮気しそうな日がわかるのであればパック制を活用するほうがいいでしょう。このデメリットは空振りしたら大きな損失ということです。
・時間制のプラン
1時間一人あたりいくらと決まっているプランです。短時間の場合はこの時間制プランがお得な場合がありますが、いつ浮気をするか分からないという場合には不向きなプランです。時間制で注意する点は「調査員の最低人数」と「最低調査時間」が決まっているという事が多いということです。ですので、一人を1時間だけ雇いたいと思っても結局は割高になるケースもあるので探偵社に問い合わせましょう。
・報酬制のプラン
成功条件を決めてその条件を満たした場合に発生するというプランです。メリットは証拠が撮れなければ費用が発生しませんが、デメリットは証拠がとれると通常より割高になる傾向があります。また、トラブルも発生しやすく、何が「成功条件」なのかをキッチリ決めておくことが必要です。例えば「浮気の証拠が撮れたら30万円」と設定していても何をもって浮気の証拠かが分かりません。それならば、ラブホテルの出入りが撮れたらなど具体的に成功条件をを設定するといいでしょう。
■浮気調査の費用を安くするには?
浮気調査の費用が探偵事務所によってそれぞれ違うのは分かったと思います。依頼内容によっても調査料金は変動しますので一概にいくらと言うのを難しいのが浮気調査の特徴でもあるのですが、無駄に高額な費用を払う必要はありません。どのような部分を気を付ければ安く浮気調査を依頼する事ができるのかを説明します。
・浮気を疑う曜日等を絞る
浮気調査を安くするためには調査時間を短くすると言う方法が挙げられます。調査時間を短くするためには配偶者の大体の動きを把握していればいいのです。極端な話平日の昼間に仕事をしている時間帯に張り込みをしていても無駄な時間を過ごすことになります。それよりも大体の仕事終わりの時間帯を把握していれば夕方から張り込みを開始したりすれば短時間で済みます。この要領は休日も同じで、休みなのに仕事と言っている日に調査をしたり、飲み会と言っている日のみを調査したりなどすれば安く済むのです。
・複数の探偵事務所に相見積もりを
最低でも2つ、できれば3つの探偵事務所に見積もりをとるようにしましょう。貴方の現在の状況にあわせて調査日数がどれくらい必要なのか、どのくらい時間がかかるのかを算出してくれます。それにより費用がいくらかかるかを複数の探偵事務所に聞くことにより自分の調査の相場が分かります。
問題は、どのような探偵事務所に相見積もりを依頼するのかという事です。こんなこと言いたくありませんが探偵も商売ですので広告費をかけなければ集客が出来ません。広告費を多く使っている探偵事務所=高額な探偵という認識で間違いありません。逆に言えば広告を使っていない探偵は比較的安く調査をしてくれるでしょう。
・最大料金がいくらかを聞こう
悪質な探偵事務所では高額な追加料金を請求するとこともあるようです。見積もり段階で他に追加でかかる費用はないのか?という事を絶対にきくようにしましょう。また、契約時にも契約書の中に「最大支払い料金」がいくらなのか表記されているかどうかを確認してください。
■浮気調査の費用の注意点
浮気調査の費用の算出方法や浮気調査の費用をなるべく抑える方法は分かったと思いますが、そのほかにも気を付けなければならない事があります。実際に気を付けておかなければならないポイントと探偵社に質問すべきポイントを説明します。
・キャンセル料について
キャンセルする場合、費用がいくらかかるのか聞いておく必要があります。例えば夫の浮気調査を来週の金曜に依頼したとしても前日に風邪をひいて家で寝込むというケースも考えられるでしょう。その場合は100%のキャンセル料がかかるのか等聞いておく必要があります。
・費用の支払い方法について
調査費用を全額前払いで支払うのか後払いで支払うのか、それとも半金なのかなど聞いておく必要があります。分割などでも支払い可能な探偵事務所もあるようですが、かなり珍しいようです。
・過失での費用
あってはならないことですが、例えば探偵が対象者と空似の人物を間違って尾行したとします。そうなると全く別人を尾行したことになりますので意味がありませんよね。そのような探偵社のミスによって無駄な調査をした場合の費用はどうなるのかを聞いておくといいでしょう。
・最低調査人数と最低調査時間の確認
「浮気調査5000円から」という広告を見かけることがありますが、まず有り得ないと思います。私の依頼者の中にもそのような広告文に騙されて相談に行ったら結局50万円くらいだったという事を聞きました。この料金のからくりは、一人当たり1時間に対する調査時間の表示で、更に難易度が低いものだったらという限定的なものになります。しかも、一人で調査は難しいので三人の調査員を付け、難易度も簡単なものではないので一人当たり5000円ではなく1万円になりますとか言われます。最低調査時間も5時間ということにされ、結局一回当たりの調査料金は3人×1万円×5時間となり、15万円は最低でも支払わないといけないとなったりもします。この最低調査時間というものは、1時間で終わっても2時間で終わっても5時間分の調査料金が発生しますよというものです。
このような調査をすると一回の空振りで大きな損失が出来ることが推測されます。2回空ぶってしまうと30万円支払って、何も撮れないという状況にもなるでしょう。最低調査人数と最低調査時間は少し数字が違うだけで3倍、5倍と調査料金が跳ね上がるので必ずチェックが必要です。
■浮気調査で探偵に依頼するポイント
浮気調査の費用相場に関して書いてきましたが、浮気調査の費用が安かろう悪かろうでは意味がありませんし、高かろう悪かろうだったらもっと嫌ですよね。病院の口コミのように周りにいい探偵がいないかと聞いても知っている人は少ないでしょう。もし、依頼したことがある方でも依頼したことがバレたくなくて知らないふりをするかもしれません。そこで、費用にも直結する探偵のチェックポイントを探偵が説明します。
・探偵の5つのチェックポイント
①公安委員会に届け出を出しているか
②費用の説明を具体的にするのか
③事務所がそもそもちゃんとあるのか(バーチャルオフィス等ではない)
④契約書・重要事項説明書・調査利用目的確認書の説明をするのか
⑤できれば士業等の国家資格者がいる
①は当然で法律上探偵業の届け出を出していなければ、探偵をやってはいけないと決まっています。ホームページ上や名刺をもらう際に届出証明番号が書いてありますし、事務所にいけば届出証明書を掲示していなければなりませんのですぐに分かると思います。もし、探偵事務所に行って掲示されていないのであれば怪しいと思ってください。
②と③について説明する必要がありませんが④については探偵業法で決まっているからです。契約書や重要事項説明書には調査料金が記載されており、それらが依頼者にとってはこの料金で依頼したという証明になります。かならず交付を受けるようにしてください。また、交付しない探偵事務所に調査依頼をしないようにしましょう。
⑤については、費用とも直結します。弁護士や司法書士又は行政書士などの士業が在籍していると浮気調査後のアフターフォローにも繋がります。離婚協議書作成だったり、内容証明作成だったりと手厚いサポートもあります。ただ、言いたいのはそれだけでなく、証拠を取る際に無駄な調査をしないということです。浮気相手と一緒にご飯を食べている写真や、観光地で手をつないでいる写真などはあまり証拠にはなりません。そこを勘違いして必死に尾行しても意味がないのです。「別にそういうのも見たいし撮ってくれてもいいじゃん。」と思われるかもしれませんが、上で書いた通り無駄な調査時間は無駄な調査費用が発生してしまいます。もちろん、弊所もそのような部分の写真もほしいと言われればとりますが、法律の勉強をあまりにもしていないのか、わざと無駄な調査をしているのか分かりませんがそのような事も有り得るのです。なので法的知識が担保されている士業がいるといいということです。
■福岡探偵事務所の浮気調査の費用相場は?
冒頭でも書いている通り、弊所の浮気調査の費用相場は15万円~30万円程度が一番多い料金分布になります。ただ、対象者の動きが全く分からないとか、別の探偵事務所に依頼したが失敗したなど、難易度が高いものはこれ以上の料金になる可能性はあります。探偵の使い方が上手だった依頼者は8万円で浮気の証拠が撮れていました。とりあえずは、見積もりを取られるという事を強くオススメ致します。
■まとめ
今回は浮気調査の費用相場と安くする方法【令和版】ということで書いていきました。相場自体に大きく差があるのは探偵事務所によって料金設定が違いますし、調査方法により調査時間が変わってしまうからという事が分かったと思います。弊所にも「浮気調査はいくらですか?」という電話が毎日のようになりますが、浮気調査=○○円とはなっていませんので現在の状況を聞かせて頂いております。費用の見積もりは無料ですので是非、弊所までご連絡ください。