当福岡探偵事務所でもダブル不倫に苦しまれ、どうにか解決したいと相談に来られる方がいます。老若男女問わず浮気調査の依頼はあるのですが、このダブル不倫となると年齢層が高いという傾向があります。そもそもダブル不倫とは双方とも既婚者で不倫関係にあることを指します。よく勘違いされているケースで自分も不倫して配偶者も不倫していることをダブル不倫と言う方もいますのでそうではないと理解して読んでください。ダブル不倫のやっかいなところは、不倫をした側だけが制裁を受けるわけでなく、状況によっては不倫された側も痛い目に合うかもしれないというところです。今回はそこのところを掘り下げ、自分の身を守るためにはどうしたらいいのか?ということを説明したいと思います。
目次
■ダブル不倫のリスク
・不倫相手も既婚者だということ
不倫相手にも配偶者がいるということは、その配偶者も慰謝料請求する権利があるということです。もし、自分たちが離婚をしないという選択をとった場合でも、不倫相手の配偶者は貴方の配偶者に対して慰謝料を請求してくるかもしれません。そうなると形式上は「貴方の配偶者」が「不倫相手の配偶者」に慰謝料を支払うという事になりますが、現実問題として夫婦のお金から支払うということになります。逆に「貴方」から「不倫相手」にも請求ができますが、結果的にプラスマイナス0になるか過失が多いほうが多く支払うという形になるでしょう。これに関しては回避方法のようなものがありますので後述します。
・職を失うケース
ダブル不倫に発展するキッカケで最も多いのが職場不倫です。離婚をせずに再構築を目指したとして配偶者が職を失った場合どうしますか?不倫をした配偶者が無職になっても支え続けられますか?生活はどうしますか?子どもたちはどうしますか?など、色々と問題が出てきます。ではなぜ職を失うのか?それは不倫相手の配偶者が会社に報告するというケースです。いわゆる一種の復讐です。不倫相手の配偶者がどんな気持ちなのかというのはダブル不倫された被害者なら分かると思います。これは、ダブル不倫特有のリスクだと思います。
・トラブルに巻き込まれる
ダブル不倫というのは普通の不倫に比べると恨みを買う可能性が高くなってしまいます。不倫相手の配偶者はもちろん、不倫相手自身からも恨まれる可能性があります。というのは、自分たち夫婦は離婚しないが不倫相手の夫婦は離婚したというケースで考えましょう。そうなると不倫相手の立場からしたら「こっちは離婚したのに自分だけ家族と暮らしやがって」のように逆恨みされる場合もあります。私も実際に経験したことがあるのですが、浮気調査後に依頼者と依頼者の配偶者は浮気相手と別れることを条件に離婚をしないということにしたらしいのです。しかし、別れるとなった途端に浮気相手がストーカーのようになってしまったということがありました。恨まれているのは自分の配偶者だけどそれに巻き込まれるという可能性は十分にあるのです。
■ダブル不倫の解決策
①ダブル不倫の証拠を揃える
ダブル不倫をしている配偶者が自ら「不倫していたけど辞めるね」と言ってくる訳ありません。となると、自分の身、そして子どもたちの身を守るためには自分から動きだすことが必要です。一番大事なのは相手に不倫を認めさせるということで、そうさせるためには証拠が必要になってきます。これは裁判前提の話をしている訳ではなく、裁判前の交渉でも証拠がないとどうしようもありません。そして不倫していそうだなと思ったらなるべく早めに行動をすることが望ましいです。不倫相手の配偶者より先に証拠を集めておくことが交渉時に有利になります。
②不倫した配偶者と話し合う
証拠をとったらまずは配偶者と話し合うことが先決でしょう。主に話し合うことは二つで、「不倫をしたことを認めさせる」「離婚するかしないかを決める」です。あとは誓約書などを書かせ、後に言った言っていないのトラブルが起こらないようにしましょう。
③不倫相手と話し合う
②で不倫をしたことを認めさせておけば不倫相手との話し合いもスムーズになると思います。場合によっては②と③を同時にすることもいいでしょう。ただ、告知をして3者で話し合うと相手側も「不倫のことがバレたか」と気づかれ口裏を合わせる恐れがあります。できれば配偶者に先に認めさせておくのが楽かと思います。そして①で言っている「不倫相手の配偶者より先に証拠を集めておくことが交渉時に有利」との件ですが、ここで効果を発揮します。一般論ですが、不倫相手は自分の配偶者にバラされたくないと心理的になっているでしょう。だからこそ、相手も反抗せずに素直に自白し慰謝料も認める可能性が高いのです。
④書面を交わして終了
①~③までやり、話し合いも済めばすべてが終了となります。ここでは簡単に書いていますが実際には話し合いの中で不倫を認めなかったりすることもあるかもしれません。そして話し合いが不成立になってしまったら後は泣き寝入りか裁判ということになります。もう一つの手としては弁護士を立てて交渉しなおすということもあるでしょうが、どちらにせよ更に手間がかかってくるという事になります。その手間をかからせないためには相手に言い逃れできない証拠が必要で、もしダダをこねたとしても裁判で勝てる流れになるのです。一にも二にも「証拠が絶対にいる」これだけは覚えておきましょう。
福岡探偵事務所ができること
証拠を集めることは勿論、示談書等の書類作成も行っています。また、離婚する場合は離婚協議書や公正証書の原案も作成していますので丸投げすることもできます。逆に弊所で出来ないことと言えば、配偶者や浮気相手との交渉事です。内容証明の作成もできますがダブル不倫で内容証明を送ってしまうと、不倫相手の配偶者にバレる可能性も出てくるでしょう。バレてしまうと上記のリスクも出てきますし、優位な立場で不倫相手と交渉できるメリットも少なくなってしまうかもしれません。とりあえず弊所は相談無料でやっているので相談だけでもしておくことをお勧めいたします。
■まとめ
今回はダブル不倫について書きましたが、世の中にはビックリするほど不倫をしている人が多いです。小さなお子さんがいるのにもかかわらず、平気で仕事終わりに不倫相手とラブホテルに行っている様子を何度も見てきました。新築で家を購入したばかりなのに不倫している人、配偶者が妊娠しているのに不倫している人、本当にビックリするくらい不倫している人が多いと感じます。ダブル不倫で勝つためには証拠を先に集めて、不倫に終止符を打つことが一番いいと思います。もしダブル不倫されていると思ったらすぐに相談ください。