探偵を探す際にこの探偵事務所が信用出来るかどうかということを考えながら相談されるかと思います。よし、この探偵事務所なら安心できると思っても蓋を開けてみると知らない探偵事務所が調査をしていたといことも有り得ます。よくあるのは全国展開しているような探偵事務所が地元密着型の探偵事務所に下請けを出すということです。別にこれが違法ということではありませんが依頼者にとってはモヤモヤしますよね。ここでは下請けに出される依頼者にデメリットはないのか？という事を書いていきたいと思います。

■探偵事務所は下請け調査を行っているのか？

・下請け調査ってよくあるのか？

探偵業界で働いていると珍しいことではありません。下請け調査というのはそのままの意味ですが「依頼者」→「元請け探偵」→「下請け探偵」という流れで仕事をふるということです。このように下請けに仕事をふるという探偵事務所は大手によくある手法で地元密着型の探偵にはあまりありません。他にも、探偵の人数が足りずに同業から一緒に調査をお願いされるみたいなことはあり、形式上は下請けという形になります。

・なぜ下請け調査が存在するのか？

上記でも書いている通り下請け調査は大手探偵事務所が多用します。え？大手探偵事務所なら調査員がいっぱいいるんじゃないの？と思うかもしれませんが、そうとも言い切れません。単純に人手不足の探偵業界では大手といえど人材を確保するのは難しいのです。しかし、大きな事務所になればなるほどお金を回さないと経営が悪化するので広告費に費やします。そうすると集客はできるが調査をする人がいないということに陥り下請けに出さざる負えないという状況になるのです。

・探偵のここだけの話

実は大手探偵事務所のように見えても実態はどうなのか？と疑問が残る探偵事務所もあります。私もこの業界の新人の頃には全国展開している探偵事務所はどこも立派な事務所を構えて、その事務所に多くの探偵がいるんだろうなと思っていました。が、そうではなく、実はレンタルオフィスなどを借りて事務所はあるが人がいないということもあるようです。それは決して悪いという意味で言っているのではなく全国展開と見せることが出来るので経営としては賢いなと感心しました。だからこそ、この下請けという手法を多用する探偵事務所は全国展開しているような探偵事務所ということになるのでしょうね。

■下請けに出す探偵に依頼するデメリット

・依頼した探偵事務所ではない

探偵事務所を決定するキッカケとして費用面が見合ったということもあるでしょうが、対応してくれた人が誠実であったり料金プランが明確で不信感がなかったりということも重要だと思います。ただ下請けに出すとなった場合は全くの別会社が調査をする訳ですので、そういった面で不安が残ることになります。実際に大手探偵事務所さんと話しをすると下請けに出すことを説明すると下請けに出さずに元請けの探偵事務所でやってほしいと言われるということを聞きました。まあ、確かに下請けに出すのであればそもそも下請けの探偵と直接話して信用できるかどうかを確かめたいというのは最もな話だと思います。

さて、ここで疑問がうまれると思います。探偵事務所が依頼者に伝えずに下請けに出す可能性はないのか？と。確かに法律を守らないような探偵事務所であればそのようなことをするかもしれませんが、通常は契約書等にどこの探偵事務所に下請けに出したかという事を記載しなければなりません。なので、下請けに出す探偵事務所かどうかというのは契約する前に判明します。

・伝聞になり無駄な調査が増える

探偵が依頼者から直接話を聞けば情報が新鮮なので調査の目的が明確です。しかし、一つの事務所を間に挟んで調査をするとなると人間ですので聞き間違いや言い間違いが起こる可能性はあります。また探偵という仕事柄プライバシーが高い情報を扱う為に下請けには最低限の情報しか提供しないということが一般的です。全ての情報を知っていればもっと調査が早く終わったということも可能性として出てきてしまいます。下請けというのは依頼者にとってあまりメリットがありません。

・調査料金の高額化

当然ですが下請けを出すとなると下請け料が発生します。その分高くなります。

■まとめ

今回は探偵の下請けについて書いてみました。複数の探偵社を探して、よしここなら信用出来ると思って下請けに出しますと言われると辛いですよね。弊所では下請けに出しませんし、直接探偵が相談にも応じるという形式をとっています。どこの探偵事務所にするか迷っているのであれば、とりあえず弊所にご相談ください。適格な調査方法をご提案いたします。