妊娠中に浮気をされたという話を聞くのは珍しくありません。弊所にもそのような相談が何件もきて調査をしてほしいという依頼が多くあります。浮気をされた妻としては絶対に許せない行為ですし、妊娠中という不安な気持ちなのに寄り添ってくれる訳でもなく他の女性と浮気をしているというのは殴ってやりたいと思う以上の気持ちになると思います。探偵という立場から実際にあった経験を基に浮気をする夫への対処を書いていこうと思います。その為にはまず何故夫が浮気をしたのかというところから考えなければなりません。
■妊娠中に夫が浮気をする理由
妊娠中の浮気は特に妻から大きな怒りを買うことになります。それが分かっているのにも関わらず、バレなければいいだろうと思い浮気をする男性が非常に多いように感じます。また、妊娠中ですので自分で浮気調査をしたいと思っても中々動けなかったりと精神的にもいいことはないでしょう。なぜ、妊娠中に浮気をするのか説明したいと思います。
・妊娠中はセックスレスになる
とても分かりやすい答えですがセックスレスになるという事は理由の一つになります。お腹の中に赤ちゃんがいる訳ですので、病院に行ったり、体調が悪かったり、赤ちゃんの為に色々と準備したりする訳です。体調的に優れないということに加えて現実的な準備も必要な為に忙しくなりセックスレスになる方が多いのです。妻側の立場からしたらお腹の中に赤ちゃんがいるのにと思われるかもしれませんが夫側に中々理解してもらえないという現実があります。
・妻が情緒不安定になる為
これが原因であることが結構多いです。ただ、妻が情緒不安定だから不倫したは言い訳にもなっていませんが、夫に対してイライラ当たったりする人も多いのも事実です。その結果、家にいたくなくなったりして、外で飲み歩いたり、会社に長くいたりし、浮気へのキッカケになるようです。父という立場になるという自覚を持ち、妊娠中の妻を労わる気持ちをもってほしいですが、現実は非情です。
・妊娠前から浮気をしていた
浮気自体は妊娠前からしていたが、妊娠してからたまたま知ってしまったというケースです。妊娠すると産休等をとったりして自宅でゆっくり安静にすることも増えてくると思います。そうなると出来てしまうのが「考える時間」です。考える時間が増えてしまうと、相手が怪しい言動をしていると女性ということもあって勘が働き、そしてよく当たります。結果、浮気調査をしてみるとやっぱり黒で、いつから浮気をしているか問いただすと妊娠前から関係をもっていたということもあります。
■妊娠中に浮気をされた場合の対処方法
妊娠中に浮気をされると普通の不倫よりも夫婦間が悪くなるのは言うまでもありません。これから子どもが出来て幸せな家庭を築きたいと思った矢先に慰謝料請求をするかとか離婚をするかとか、浮気相手はどんな人かなど余計なことばかり考えてしまいます。妊娠中に浮気をされた場合はどのように対処していけばいいのか説明していきます。
・浮気の証拠を揃える
まずは浮気の証拠を揃える事に集中しましょう。浮気の証拠とは他のページにも書いていますが「ホテルの出入り」や「相手自宅などの出入り」を複数回撮影する事です。ここで多くの人がとってしまう行動はスマホに女性から連絡がきているからといって問い詰めたり、それ自体が決定的な証拠だと勘違いして他に何もしないというケースです。
お腹に赤ちゃんがいる状態でホテルの出入りや相手宅への出入りを撮影するほど動けないと思いますので友達や探偵に撮ってもらうようにしましょう。
・自分がどうしたいか
証拠をとったら自分がどうしたいかを考えます。私の経験上分かれるのは大きく二つ。夫とまだ一緒に居たいからという「心の問題」、これから子どもを育てるのにどうしようという「経済的な問題」です。この心の問題のほうは自分自身で決着をつけなければどうにもなりません。話し合いの中で夫側が浮気相手の女性と一緒になりたいから別れてくれと言われることもあるかもしれません。必死に謝ってやり直してと言ってくるかもしれません。自分がこれからどうしたいのか?をしっかり考えてゴールを決めましょう。
・夫や浮気相手と話し合う
・離婚しない場合
離婚しない場合でも色々ケースバイケースですが想定される一つの例として話します。まずは先に夫と話し合うことになるでしょう。ここで夫の出方としては謝罪又は浮気をしていないとの弁解若しくは開き直りではないでしょうか?いずれにせよこちら側は証拠を持っているので全ての証拠は見せずに落ち着いて話し合えばよいのです。
そして、最終的には夫に浮気をしていたことを認めさせてください。この時にある証拠がメールのみだけとかであれば言い逃れが出来てしまうので、重要な要点をおさえた証拠が必要です。相手が認めたら口頭のみでなく、示談書なり誓約書なりで書面を交わすことが大切です。浮気相手の女性にも浮気をしていたことを認めさせ夫と会わないと約束をさせることまでとりつけましょう。勿論、浮気相手の女性のほうとも書面を交わすことが必要です。書面に決定した条件や慰謝料を書き後でのトラブルが起こらないようにしておきましょう。書類作成は行政書士又は弁護士に依頼しましょう。(福岡の行政書士はコチラから)
・離婚する場合
離婚する場合も離婚しない場合と前提は同じです。まず、双方に浮気をしていたということは認めさせ、それに対し書面を交わすことは済ませましょう。全て弁護士に丸投げという事も出来ますので、その方法をとることも出来ます。
女性とは慰謝料等含め示談書を交わせばいいのですが、夫とは今まで築いてきた財産等がありますので離婚協議書を交わすことになります。自宅をどうするとか、車はどうするとか、子どもの養育費等についても決める事になります。今年度には民事執行法が改正されますので養育費の未払い等も差し押さえしやすい状況になっていきます。だからこそ書面を交わすのは大切で、公正証書などの作成もオススメします。これらの書類も弁護士又は行政書士に相談してみましょう。
■妊娠中の浮気を見抜く方法
妊娠中に浮気をされている場合の簡単なチェックリストを作成しました。以下を参考にしてください。
・浮気チェックリスト
・スマホを肌身離さず持っている。
・休日出勤、残業が増えた。
・一発で電話に出ずに折り返しが増えた。
・お金を入れなくなった。
・服装が変わった。
男性の浮気は服装等の見た目よりも行動に出やすいです。特に、スマホを離さなかったり、休日出勤等が増えるのは要注意です。
・問い詰めたり、親に相談は危ない
中には「浮気をしているでしょ!」と問い詰められる方がいますが辞めたほうがいいです。「浮気しているでしょ!!」「はい、しています!」なんて話は聞いたことありません。これらは証拠を集めにくくするだけなので問い詰めは辞めてください。また、義親に相談したりするのも危険です。こう言ってはあれですが、所詮は夫の親なので夫を守ります。子の親だから当然ですね。これも問い詰めと同様に、証拠を集めにくくするだけですので絶対にやめましょう。
■妊娠中に浮気されたら探偵に頼る
探偵事務所は相談無料で受け付けていることが多いです。まずは客観的にどのような状態に自分がいるのか、自分がどのように立ち回る事がいいのかをアドバイスをもらうといいでしょう。そして、探偵に頼むメリットも大いにありますので、それらを踏まえて検討してみてください。
・何より証拠が大切
上でも書いている通り証拠が無ければ夫や浮気相手はしらばっくれる気マンマンです。証拠があったとしても「婚姻関係が破綻していた」とネットで得た知識をフル活用し中身のない反論をしてくるかもしれません。
最悪の状況を考えて何が何でも絶対勝てるように証拠を集めておくのが一番重要です。ここに関しては自分でやるか探偵に任せるかの二つに一つしかありません。赤ちゃんがいる身で夫の浮気現場を生で見るのは精神的にもお腹の赤ちゃんてきにもよくありません。探偵に依頼したことなく初めてで不安だと思われる方が多いですが、まずは電話をして相談をすることをすすめます。
・福岡探偵事務所は行政書士も在籍している
行政書士とは色々な書類を作成するのですが、その内の一つ権利義務の書類も作成します。具体的に言うと示談書や誓約書、離婚協議書、公正証書の原案なども作成しますので浮気調査が終わったから付き合い終わりとはなりません。
弊所では出来る限り二人三脚で最後までサポートできたらと考えております。このような事務所は滅多にない為、是非、相談だけでもして頂けたらと思います。
■まとめ
今回は妊娠中に浮気された場合について書いていきました。浮気調査自体はほかと大差ありませんが、問題はご自身の精神状況だと思います。お腹の中に赤ちゃんがいる状態で浮気をしていたという事実を知ると、夫への信頼は二度と戻る事はないと思います。不安だということを一番夫に分かってほしいのに、ほかの女性と不貞をはたらいているというのは許せません。必ず証拠をしっかりおさえましょう。