妊娠してしまったとき嬉しい気持ちもあると思いますが、それと同時に彼氏に伝えることを不安に感じるでしょう。その不安は、中絶してほしいと言われるんじゃないかとか、音信不通になって逃げられるんじゃないかという所からきてるのだと思います。残念ながら福岡探偵事務所にも「妊娠したら逃げられたので彼氏を捜してほしい」との相談は珍しいことではありません。それだけ世の中には妊娠させてしまったら逃げる男性が多いということです。さて、ここでは妊娠してしまって逃げられた場合、どのような対処法があるのか検討していきたいと思います。
■妊娠したら逃げられた時にすること
妊娠して彼氏と連絡後がとれなくなると慌ててしまうと思います。まずは、証拠をあつめ自分の気持ちを落ちつかせましょう。
・LINEなどやり取りの保存
まずは付き合っていたという証拠を残すためにLINEなどのバックアップを取るようにしてください。もし自分一人で産むという決断をする場合もあるかもしれませんので、その時に強制認知の裁判をするときに役に立つときがきます。一にも二にもまずは証拠。出来るだけ付き合っていたころの写真ややり取りを集めて保存しておくようにしましょう。
・自分の気持ちを整理する
妊娠を打ち明けたら彼氏が逃げたということになれば精神的にパニックになると思います。まずは気持ちを落ち着かせて、自分がどうしたいかという考えをまとめましょう。自分一人でも産むのか、彼氏に認知していもらいたいのか、中絶するのかなどがあります。自分のゴールを決めて、そのゴールにたどり着く為にはどうするべきなのかを決めることが大切です。
・探偵や弁護士に相談する
探偵や弁護士に相談すると自分自身の精神も落ち着くと思います。親には相談しづらかったり、友達に相談するもの躊躇うかもしれません。弁護士事務所であれば有料相談が多いかもしれませんが、探偵は無料相談で受け付けているところがほとんどです。自分が今どんな状況なのかという事を第三者に話すことにより少し冷静になる事が出来ます。また具体的なアドバイスも期待できるため専門家に相談することが一番いい手でしょう。
■慰謝料は請求できるのか
私の経験上慰謝料請求が出来る条件が整っていることが多いです。最近では、マッチングアプリや婚活などで男性と出会う為に相手の素性を詳しく知る前に妊娠してしまったというケースもあります。では、どのような条件の時に慰謝料が発生するのでしょうか?
・婚約を破棄された
婚約していた場合相手に慰謝料を請求する事ができます。正当な理由があれば婚約破棄できるのですが「子どもが出来て怖くなって逃げた」が正当な理由な訳ありませんね。なので、そのような場合に婚約破棄されて逃げられたら慰謝料請求ができます。
・既婚者だった場合
マッチングアプリや婚活などで出会う人は前提として未婚者ですよね。独身と偽り、未婚女性をだまして肉体関係を持つだけでも貞操権の侵害として慰謝料請求が認められています。ましてや、妊娠して逃げたとなるのであれば、当然に慰謝料請求ができます。私の経験上、妊娠して逃げるケースではこのパターンが多い気がします。
・性交渉を強要された
強姦されて子どもが出来てしまったら、慰謝料請求できるのが当然です。民事だけでなく、強姦は刑事事件ですんどえ警察に被害届を出して逮捕してもらうよう対処しましょう。
・男性から避妊している嘘をつかれた
避妊しているから大丈夫と言葉を信用していたのに、実は避妊しておらず妊娠してしまったら慰謝料請求ができます。
・男性が適切な態度をとらない場合
合意の上、性行為するのであれば、女性と男性共に平等に責任を負うのが当然です。実際に過去の判例にも、
控訴人は母性に対して上記の行為を行う父性としての義務を負うものというべきであり,それらの不利益を軽減し,解消するための行為をせず,あるいは,被控訴人と等しく不利益を分担することをしないという行為は,上記法律上保護される利益を違法に害するものとして,被控訴人に対する不法行為としての評価を受けるものというべきであり,これによる損害賠償責任を免れないものと解するのが相当である
と判断されています。
要するに、女性が妊娠した場合、一緒に病院に行ったり中絶費用を折半したり、精神的に支えたり誠実に対応しなければならないということです。当然ですよね。
■慰謝料の額は?
状況によって大きく変わりますが、相場は100万円~200万円程度でしょう。上で書いている判例では200万円の慰謝料や治療費が認められたようです。
・中絶費用の負担
基本的に双方で負担すべき費用になりますが、女性の方が精神的肉体的にも負担が大きいのは言うまでもありません。中絶する為に会社を休まなければならず収入がへることも考えられます。そう考えると男性側に中絶費用を全額出してもらうという方法をとってもいいでしょう。切り出しにくい話題でしょうが自分を守る為にしっかりと男性と話し合うことが大切です。
・出産する場合
出産する場合は相手男性に養育費を請求することが出来ます。その為には認知してもらう事が必要です。もし、認知してもらえないのであれば強制認知させる必要があります。
■逃げた彼氏を捜すには探偵に依頼する
まず、慰謝料請求するには探しだなければなりません。確かに慰謝料請求が出来ると分かったが、どこにいるか分からないじゃ請求しようがありません。自分で探すことができないのであれば探偵に相談してみましょう。
・探偵に依頼するメリット
探偵に依頼すれば大抵は捜し出してくれます。自分で彼氏との共通の友人に聞き込みなどしてしまうと、彼女が捜しているということが逃げた彼氏の耳に入ることになります。そうなると更にどこかに逃げてしまったり、知人と彼氏がグルになりひた隠しをされたりという状況にもなりかねません。第三者の探偵を入れることによりそういったことを防ぐことが出来、生活拠点を抑えることにより色々な情報を掴むことが出来ます。
・必要な情報をまとめておこう
必要な情報は彼氏の「名前」「旧住所」「実家の住所」「勤務先」「趣味」「よく行く場所」「電話番号」「SNSの有無」「車やバイクの有無」などです。
・見つけた後は話し合う
探偵に依頼し発見した後は当人同士で話し合うことになると思います。ここで話し合いが成立しないとなった場合は法的処置をするかどうかということを検討しなければなりません。例えば自分は子どもを産みたいが認知をしてくれない場合は認知を相手に求めることになるでしょう。それすらも拒否されるのであれば調停や裁判といった手順を踏んでいくことになります。ただ、自分で調停や裁判といった手続きは難しいでしょうから必然的に弁護士に依頼することになるでしょう。
■妊娠した事を告げたら逃げる男の理由
妊娠したら男性はなぜ逃げてしまったのでしょうか?
・単純にビビった
小心者の男性は目の前の現実から逃げたくて彼女の前から姿を消すということがあります。見つけさえ出来れば話し合いは出来るタイプなので捜し出すことが先決です。
・既婚者だった
既婚者なのに隠して彼女を作る人は多いです。また、既婚者の人はモテる人も多く、女性も騙される方が多いです。既婚者であれば当然、彼女が妊娠してしまったらマズイと思って逃げてしまいます。それは彼女に既婚者というのがバレたくないですし、妻に浮気しているということがバレてしまうからです。
・遊びの場合
彼女と本気の付き合いじゃなく遊びで付き合っているケースです。逃げてしまえば追っかけてはこないだろうと甘い考えの人もいます。中絶費を払いたくない、認知して養育費を払いたくないという自己中心的な人が多いです。何にせよ相手の居住先を特定することが必要です。
■まとめ
妊娠して逃げられたらパニックになって男性に連続して連絡をとってしまうかもしれません。なるべく冷静になってそのような事はしないようにしましょう。妊娠を知って逃げるような男性なのでそのような事をしてもいい効果が得られる訳ありません。妊娠して逃げられた場合にやることは決まっていて、①付き合っていたという証拠を残す②次に自分がどうしたいかを考える③探偵に居場所を特定してもらう④法的処置をとるのであれば弁護士に依頼する又は自分で彼氏と話し合うという流れになります。時間との戦いにもなりますので、まずは逃げらたと思ったら弊所に相談ください。