鹿児島県まで人を捜しに行く

昔の知人を捜したい(福岡市D様)

昔仲良かった知人(以後、A)を福岡探偵事務所に捜してもらいたい。私は67歳になるが、学生の頃、Aとは毎日のように仲良く遊んでいた。しかし、社会人になったら会う回数も減っていき連絡もとれないようになった。今のように携帯電話はなかったので頻繁に連絡をとるような事もなかったし、特に喧嘩別れをしたということでもない。実は私が2ヶ月前に癌が発見され、それからAが夢に出るようになった。それから会っておきたいと思うようになり、自分なりに捜してみたが発見まで至らなかった。癌になってナイーブに物事を考えてしまい、いつ死ぬか分からないという恐怖から早くAを見つけてもらいたい。役に立つか分からないが昔の年賀状を1枚と自分なりにまとめたAの情報があるのでお渡ししておく。

・調査結果

情報収集調査
依頼者様より実家の場所は鹿児島である事は聞いたが詳細の場所まで分かっていなかった。また、年賀状の住所を調べてみたが学生(大学生の知人)の頃は一人暮らしをしており、既にそのアパートは取り壊されていた。A様は実家の家業を継いでいる可能性もある為、まずは実家の特定及びA様自身の名前で情報収集を始めた。結果、鹿児島にA様と同じ姓で同業を営んでいる事務所の発見に成功した。他にもA様の名前で住所を情報収集してみたが同姓同名が多くあったため、事務所付近に絞り数件をまとめた。
現地調査

当日、朝早く福岡から鹿児島に向かった。A様の事務所と推測していた場所についたが誰もおらず軽自動車だけが停まっているのが確認できた。ずっと停めっぱなしなのか、それとも人の出入りがあるのか分からなかったので、とりあえずA様と同姓同名である住所を周ってみた。聞き込み調査をしたかったのだが、呼び鈴を鳴らしても誰も出てこずに聞き込み調査すらできなかった。A様の仕事的には現地に赴く場合もあるので、とりあえずA様の事務所と推測される場所に戻り数時間待っていた。すると、17時ごろに軽トラが数台戻ってきて従業員達が事務所に入って行く所を確認出来た。その中にA様がいるのかは分からなかったが、ある程度事務所の人達が帰るのを見計らって接触しようと試みた。18時半ごろにポツポツと従業員の人達が帰り始め、中で60代くらいの人物が事務作業をしているのが見えたので尋ねてみた。

色々と詳しい説明をする前に挨拶とA様がいないか聞いてみると、事務作業をしている人物がA様であることが判明した。最初はビックリしたような顔だったが状況を説明してD様から預かった手紙を渡した。A様も当然D様のことを知っており、会いたいと言っていた。社会人になってから急に会えなくなった理由はA様の家庭の事情がありバタバタしてそこから福岡に帰ることがなくなったらしい。色々な事情があるので深くは聞かなかったが、嫌いになったとかそういうことじゃないよと笑っていた。色々と昔話を聞かせていただいた後、私は福岡に帰宅した。

・調査報告、後日談

A様との接触が成功した事をD様に伝えた。とても喜んでおり連絡が来るのを待っているとおっしゃっていた。次の日には連絡が来たそうだが近々福岡に来てくれるらしく飲みに一緒に行くそうだ。このような人捜し調査は依頼者様も対象者の方も喜んでくれるので探偵としてもとても嬉しい。昔の友達を捜したいという人は高齢者の方が多く、現在のように連絡をとる手段が限られていたので疎遠になる可能性も高いのだと思う。今であればラインなどで簡単に繋がれ、いつでも連絡がとれる便利な時代だ。しかし、このような調査をする度に人間関係の深さは連絡をする頻度ではないのだと感じる。